うちごしブログ

2024年1月の投稿[4件]

建設業における2024年問題

令和6年も1月すぎてしまいましたが、今年は物流の「2024年問題」が
我々の暮らしに大きな影響を及ぼしてきます。
そもそも2024年問題とは、これまで時間外労働の上限適用が5年間延長されてきた
建設業で働く労働者に対し、時間外労働は月45時間以内、年360時間以内に規定されています規制の適用が
始まることで起こりうる、人手不足や人件費高騰など様々な問題を指します。
細かい数字は割愛しますが、これまで天候や人手不足、リードタイムによる工期の遅れを時間外労働でカバーしていたところが、
いよいよできなくなってくると思われます。経営者は賃上げによって人手を確保したり、資材の調達を
より合理化したりするなど、一層の努力が求められます。
人手確保ができないとなると、仕事はあるのに受注できなかったり、人件費が財務を圧迫して
賃金の面での企業間の競争に負けてしまい、経営難に陥ることが考えられるでしょう。
いずれにせよ、現状維持から抜け出せない企業はいずれは淘汰され、
いち早く対応できた企業だけが生き残っていくでしょう。
ことしはさらに経営者の思い切った決断が重要となる1年になるでしょう。

産業廃棄物収集運搬業許可を取るには

こんにちは、本日は産業廃棄物収集運搬業許可のお話をしたいと思います。
熊本県で産業廃棄物収集運搬業許可を取るには、大まかにいって次の3つの要件が必要です。
  • 1つ目:欠格事項に該当しないこと
  • 2つ目:日本産業廃棄物処理振興センターが開催している講習会に合格していること
  • 3つ目:自社所有の車を1台以上所有していること
この中で一番ハードルが高いのは、2つ目の講習会だと思われます。
令和5年度中の熊本県での講習会開催は3回だけです。
事前にオンラインで研修を受けて、会場で試験を受けて合格しなくてはなりません。
他県で試験を受けてもよいですが、移動にかかる負担を考えると家から近いところで受験したいですよね。
ですので、「よし、産業廃棄物収集運搬業の許可を取ろう!」と思い立ってすぐに申請できるものではありませんので、「今すぐ必要ではないけど、許可があった方がいいな・・・」と思っている方は、早めに行政書士に相談されることをお勧めします。
試験が難しいのでは、と不安に感じておられる方も、準備すれば大丈夫。
計画的に準備することが許可取得の近道です。
お気軽にご相談ください!

災害対応

令和5年は、年明けから大災害に見舞われました。
熊本地震を経験した私にとっては、他人事ではないのと同時に、必ず平穏な日常を取り戻せることを経験しましたので、被災した皆様は今はつらくても希望を失わないでほしいと願っています。

今日は、災害時に迅速に対応できる建設業者は、経審(経営事項審査)ではちょっと有利になるというお話をします。
地域防災の観点から災害時の復旧対応に使用される建設機械を保有していると、経審のW点が加点評価されます。
災害復旧にはスピードが大切ですから、公共事業に参加される業者さんが、即戦力になる建設機械を普段から保有するのを促すのが目的です。
どのような建設機械が対象かというと、ショベルカーやブルドーザー、大型ダンプなどです。
いずれも建設業を営むのに欠かせない機械ばかりですが、令和5年1月1日以降は対象となる建設機械が追加されて、土砂の運搬が可能なすべてのダンプや締固め用機械、解体用機械も対象となりました。
ダンプは軽ダンプも含まれるので、意外と手が届きやすいですね。
建設機械を1台保有しているだけで、W点は47点になります。
また、建設機械は所有だけでなく、条件はありますがリースも認められているため、経審点アップを狙いたい事業主さんは検討してみられてはいかがでしょうか。
うちの持っている機械は対象になるのかなぁと思っている事業主さんがいらっしゃれば、ぜひ行政書士に相談してみてくださいね。

開業のご挨拶

皆様こんにちは。

私は嘉島町の出身で、行政書士として新たな一歩をこの嘉島町でスタートすることにしました。
嘉島町は人口1万3千人程度の小さな町ですが、菊陽町や合志市にと並んで熊本県でも屈指の活気ある町です。
最近越してきた人は知らないかもしれませんが、昔は嘉島町は本当に田んぼしかない町だったんですよ~。

そして夏は大雨が降ると毎年のように洪水が起こって、学校も昼から休校。
消防団のおじさんたちが引っ張るボートに乗って、家まで送ってもらいました。
水が引くと田んぼには、まさに地名の通りのナマズやフナがたくさんいて、網ですくったことも楽しい思い出です。
いまではイオンモールもでき、工業団地も整備されて、洪水もほとんど起こらなくなりました。
私は学生のときに行政書士の資格を取得しましたが、公務員にも合格したのでそちらの道に進むことにしました。
そして結婚、出産、仕事と育児の両立と忙しい毎日を送ってきましたが、いつか開業したいという夢を忘れることはありませんでした。
やがて子供たちの巣立ちが近づき、50歳の節目を迎えた節目で、私のふるさとで活気あふれる嘉島町で開業することを決意しました。

当事務所では、公務員時代の経験を生かして、許認可申請を通して、皆様のビジネスでの夢をかなえるお手伝いをさせていただければと思っています。
どうぞお気軽に相談してください。

これからもよろしくお願いいたします。
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